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M&Aマッチングサイトとは?メリット・デメリットやニーズに合わせたおすすめ10選を紹介

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M&Aのお相手を探す手段の1つに、マッチングサイトの利用が挙げられます。

気軽にお相手探しを行えることで人気のあるマッチングサイトですが、「多くのマッチングサイトからどのサイトを選べばよいのかよく分からない」という経営者様も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、M&Aマッチングサイトを利用するメリット・デメリットも含めて、売り手のニーズに合わせたおすすめサイト10選をご紹介します。

M&Aマッチングサイト選びに迷っている経営者様は、ぜひ本記事をお役立てください。

登場人物紹介

齋藤さん

インバースコンサルティング株式会社の代表取締役で現役のM&Aコンサルタントでもあります。記事内ではM&Aに関する疑問にどんどんお答えしていきます!

社長

中小企業を経営している社長です。後継者不在に悩んでいて、M&Aを検討している真っ只中にいます。いつもは困った顔をしていますが、たまに笑顔になります。

1章:M&Aマッチングサイトとは

PCとネットワークイメージ

M&Aマッチングサイトとは、オンラインプラットフォームなどのWebサービスを介して、M&Aの売り手と買い手をマッチングするサイトです。

海外を含めて幅広い地域から数多くの案件が紹介されるため、初めてM&Aを行う方でも効率的にお相手を探すことができ、自社のニーズに合った相手が見つかりやすい傾向にあります。

ただし、一口にM&Aマッチングサイトといっても、その特徴やサービス内容はさまざまです。

純粋に売り手と買い手とのマッチングのみを提供していたり、M&Aの専門家が介入し助言してくれたりと、サポートの内容もサイトによって異なります。

どのM&Aマッチングサイトが優れているとは一概にいえないため、それぞれのニーズや目的に合わせて利用するサイトを選びましょう。

2章:M&Aマッチングサイトを利用するメリット

GOODふせん

M&A仲介会社やFA(フィナンシャルアドバイザー)に依頼する際と比べて、M&Aマッチングサイトの利用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

M&Aマッチングサイトを利用するメリットには、主に以下の3点が挙げられます。

M&A仲介会社やFAに仲介を依頼すると、多くの場合担当のM&Aアドバイザー(もしくはFA)が買い手候補となる企業を探してきます。

それに対してM&Aマッチングサイトでは、目的やニーズに合わせたマッチング相手を経営者自身の手で探すことができるのです。

社長

今まで会社のことは全て私自身が決めてきたので、M&A相手も自分自身で比較検討できるという点は嬉しいですね。

M&Aマッチングサイトに掲載されている案件は、業種や規模などのジャンルで分けられているため、目的に合った企業を探しやすい点もメリットの1つです。

2-2 仲介会社を利用するより費用を抑えられることが多い

M&Aマッチングサイトは、M&A仲介会社やFAに依頼した場合よりも、手数料などの費用を抑えられるケースが多くみられます。

なぜなら、M&Aのお相手を探したりその後の連絡を取ったりなどの工程を利用者自身が行うため、その分の手数料が浮くからです。

また、「売り手・買い手共に完全無料」「売り手は登録も利用も無料」「買い手は成約まで報酬不要」などといった、思い切った料金体系を採用しているマッチングサイトも決して珍しくありません。

そのため中小企業のように、十分な資金力を持たない企業でも利用しやすい点がメリットです。

齋藤さん

上記のような背景があるので、M&Aマッチングサイトを利用する中小企業は多いですよ。

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2-3  スピーディーな成約を実現しやすい

M&Aマッチングサイトでは、買い手企業も自由に案件を閲覧することが可能です。そのため売り手としては、多くの買い手企業から効率的にアプローチを受けられます

さらにM&Aマッチングサイトは売り手より買い手の方が多いケースが一般的で、成約しやすい特徴を持っているのです。

企業同士の連絡方法もシステム化されており、スムーズなやりとりができるため、交渉も短期間で進めやすくなっています。

3章:M&Aマッチングサイトを利用するデメリット

悩む男性

多くのメリットを持つM&Aマッチングサイトですが、デメリットの存在も見過ごせません。

利用するマッチングサイト選びを間違えたり利用方法を誤ったりすると、M&Aが失敗に終わるだけでなく、会社の経営にまで影響を及ぼす可能性が出てきます。

ここでは、M&Aマッチングサイトを利用するにあたってのデメリットについてみていきましょう。

3-1 サポート体制にバラつきがある

M&Aマッチングサイトはコストが抑えられる一方で、受けられるサポート体制にバラつきがある点に注意が必要です。

M&A交渉が進むと、契約書の締結やデューデリジェンスの実施など、弁護士をはじめとした専門家のサポートが必要になる場面が出てきます。

マッチングサイトの中には、オプションサービスとして弁護士・税理士・公認会計士などのサポートを受けられるところもありますが、そうでなければ自分で専門家を探さなければなりません。

コスト重視でM&Aを行う場合は、煩雑な作業を自分たちで行う必要がある点に留意しておきましょう。

3-2 相手が見つかるまでに時間がかかる場合がある

M&Aに対する目的やニーズが曖昧なままだと、膨大なデータベースから自社に合うお相手をなかなか見つけられず、交渉へ進むまでに時間がかかる可能性が高いです。

また基本的にデータベースに公開する情報は、会社名や所在地などの企業を特定できる要素を掲載しません。そのため情報が曖昧になりやすく、買い手へアピールしにくくなってしまうのです。

中には1か月ほどでお相手を見つけて交渉を進める企業もありますが、多くの場合は数ヶ月から半年ほどの期間がかかります。長いときには1年以上かかることもあります。

齋藤さん

なかなかお相手が見つからない場合は、掲載している情報やアピール内容などを工夫し続けましょう。

3-3 情報漏洩のリスクが高い

M&Aマッチングサイトを利用する際には、情報漏洩のリスクに細心の注意を払う必要があります。

M&Aマッチングサイトは、会員登録すれば誰でも企業の売買情報を閲覧することができます。

通常は企業名を伏せて情報を掲載しますが、事業内容・所在地・従業員数などから企業名が特定される可能性があるのです。

マッチングサイトに掲載している事実がもし取引先や従業員の耳に入ったら、反発を受けたり労働意欲の低下につながったりする恐れがあるため注意が必要です。

齋藤さん

M&Aを検討していることが従業員の耳に入り、反発した従業員が大量退職した結果、会社が倒産に追い込まれた事例もあるんですよ。

社長

それはM&Aどころではなくなってしまいますね。情報漏洩には気を付けなければいけませんね。

ただし情報漏洩を恐れすぎて開示する情報が不十分だと、閲覧者に会社の魅力を伝えられず、相手企業が見つかりにくくなってしまいます。

企業が特定されない範囲でどこまでの情報を掲載するか、十分な検討が必要です。

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4章:M&Aマッチングサイトは大きく分けて3タイプ

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M&Aマッチングサイトは、サービスの内容や特徴で3つのタイプに大別できます。それぞれのタイプについて、特徴をまとめました。

4-1 一般的なマッチングサイト

M&Aマッチングサイトとして最も多い形態が、売り手と買い手のマッチングのみを行うサイトです。運営側は「出会いの場」を提供し、その後の交渉は当事者同士が進めていく形になります。

売り手・買い手共に案件数が多く、広く相手探しをできる点がメリットです。また、仲介業務には対応していないため、コストを抑えられる点もメリットだといえます。

弁護士などの専門家にサポートを依頼できるオプションを備えているサイトもありますので、必要なオプションが揃っているサイトを選ぶと良いでしょう。

4-2 特定の業種・業界に特化したマッチングサイト

飲食店や理美容室など、特定の業種や業界に特化したマッチングサイトは、同業種同士のM&Aを検討している場合に便利です。

また、サイトやSNSを専門にしたM&Aマッチングサイトは、企業だけでなく個人が利用することも多くなっています。

4-3 海外企業とのマッチング(クロスボーダーM&A)に強いサイト

海外企業とのM&Aを検討している場合は、クロスボーダーM&Aを取り扱っているマッチングサイトがおすすめです。

サイトによって取り扱っている国が異なるため、希望の国がある場合は、取り扱いのあるサイトを選びましょう。

登録や相手探しは日本語で行えるため、現地の言葉が分からなくても安心してM&Aを進められます。

5章:自社に合ったM&Aマッチングサイトの選び方

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M&Aマッチングサイトにはそれぞれ特徴があるため、自社に合ったサイトを選ぶことが重要です。

合わないサイトを選んでしまうと、お相手が見つからなかったり、必要なサポートが受けられなかったりといったトラブルに遭う可能性が高まります。

ここではM&Aを成功へ導くために、自社に合ったM&Aマッチングサイトの選び方についてご紹介します。

5-1 得意とする業種の傾向

特定の業種や業界に特化したM&Aマッチングサイトでなくても、サイトによって得意とする業種の傾向が異なります。

同業種間でのM&Aを希望するのであれば、自社の業種に強いM&Aマッチングサイトを選ぶと良いでしょう。

ただし、異業種とのM&Aで生産力がアップしたり、販路の拡大に成功したりなどのシナジー効果を得られるケースも少なくありません。

場合によっては異業種とのM&Aも検討し、広い視野を持ってマッチング相手を探すことをおすすめします。

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5-2 売却案件・買い手企業・買収ニーズの登録数

自社に合ったお相手を探すためには、母数の多さも重要です。

売却案件が多いサイトには買い手企業の注目も集まりやすいため、売り手・買い手共に登録数が増えやすい傾向にあります。

社長

買い手企業の登録数が多ければ、売り手としてもニーズに合致する買い手候補を見つけられる可能性が高まりますね。

また、案件数だけでなく、実績数の多さも重要です。なぜなら、M&Aマッチングサイトのゴールはマッチングが成立することだからです。

齋藤さん

マッチング実績を確認することで、マッチングさせる力のあるサイトかどうかを判断できますよ。

社長

たしかに実績豊富なサイトの方が安心ですね。

5-3 サポートの充実度

集約するイメージ

M&Aマッチングサイトを選ぶ際には、自身に必要なサポートが揃っているかという点も確認してください。

実際にM&Aを進めていくと、さまざまなことを考えなければなりません。中には決断に迷ったり、専門知識が必要になったりするシーンも出てくるでしょう。

例えば決断や判断が難しいシーンとして、以下の2点が挙げられます。

  • 従業員の処遇について交渉相手との折り合いが付かない
  • M&Aに反対する株主が現れた

上記のような問題が発生した場合、交渉の場において専門家のサポートが受けられるのか、弁護士に書類の作成を依頼できるのかなどが重要です。

専門家やアドバイザーのサポートが受けられる体制が整っていれば、M&Aの経験がない経営者でもトラブルを回避して、成約までスムーズに進められる可能性が高まります。

有料で専門家のサポートを受けられるM&Aマッチングサイトも多いため、登録前にどのようなサポートが受けられるかを確認し、必要なサービスが揃っているサイトを選びましょう。

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5-4 手数料

M&Aマッチングサイトを利用する際は、手数料についても確認が必要です。完全無料で利用できるサイトもあれば、登録料や手数料が必要なサイトや、成約報酬のみ必要なサイトもあります。

またアドバイザー紹介型のマッチングサイトであれば、アドバイザーへ支払う報酬についても確認しておきましょう。

さらに、専門家のサポートが必要な場合は、そちらにかかる費用の確認も必要です。

たとえ無料で利用できるマッチングサイトであっても、有料のオプションサポートを受ける可能性を考えて、予算に合ったサイトを選んでください。

齋藤さん

ただし「安ければいい」というわけでもありません。サービスの質と料金のバランスの見極めも重要ですよ。

6章:【タイプ別】M&Aマッチングサイトのおすすめ10選

パソコンを操作する手元

ここからは、数あるM&Aマッチングサイトの中から、タイプ別におすすめサイトをご紹介します。それぞれの特徴も解説していますので、マッチングサイト選びの参考にしてください。

6-1 一般的なマッチングサイト

まずは、一般的なM&Aマッチングサイトのおすすめを紹介します。

豊富な案件数を取り揃えているサイトも多く登録しやすい特徴を持っているため、M&Aがどのようなものか知りたい方にもおすすめです。

売り手は無料で登録できるサイトも多いですが、M&Aの交渉を進めた際に必要なサービスが受けられるかどうかを確認してから利用を開始すると良いでしょう。

○TRANBI(トランビ)

TRANBIは、国内最大級のM&Aマッチングサイトの1つです。

Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2022において総合1位を獲得しており、信頼性やセキュリティの高さに定評があることが裏付けられています。

売り手は無料で利用することができるうえに、100万円以下の譲渡にも対応しているため、中小企業でも利用しやすい点が特徴です。

また買い手は月額料金制のため、本気でM&Aを検討している企業からしかオファーが届かない点も魅力の1つだといえます。

TRANBI 公式HP

○Batonz(バトンズ)

Batonzも、TRANBIと並ぶ国内大手のM&Aマッチングサイトです。売り手は成約まで無料で利用することができ、登録時にはコンサルタントの無料相談サービスを受けられます。

専門のコンサルタントを積極的に紹介してくれるなど、有料のオプションサービスに力を入れている点もBatonzの特徴の1つです。

買い手は成約時に料金が発生する仕組みとなっており、成功報酬は2%(最低成功報酬は35万円)で、業界最安クラスの低価格となっています。

さらに、成約実績と会員数ともに3年連続業界No.1となっている点からもBatonzの人気が垣間見え、安心して利用できる根拠となっています。

Batonz 公式HP

○M&Aナビ

M&Aナビは、売り手も買い手も無料で利用できるM&Aマッチングサイトです。買い手のみ成約時に買収価格の1.5%~5.0%を成約手数料としてM&Aナビに支払います(最低成功報酬は20万円)。

マッチングだけでなく秘密保持誓約書の締結やチャット機能など、オンライン上でほぼ全てのM&Aプロセスを完結することができる点が特徴です。

さらに交渉の進め方や、オファーが集まりやすい案件の記載方法などを事務局に無料で相談できる点においても、ユーザーの使いやすさを追求したマッチングサイトだといえるでしょう。

M&Aナビ 公式HP

○M&A Cloud(クラウド)

M&A Cloudは売り手・買い手間の直接交渉に特化したM&Aマッチングサイトで、M&A専門業者は登録できない点が特徴です。

買い手側企業がM&Aや出資のニーズや投資実績などを実名で公開しているため、売り手は自社に合った買い手を積極的に探せます。

さらに買い手企業には上場企業も多く、大企業とのマッチングが叶う可能性も秘めています。

またM&Aのお相手だけでなく、出資企業を見つけやすい点も特徴の1つです。

M&A Cloud 公式HP

○SPEED(スピード)M&A

スピードM&Aはその名の通り、スピード重視でM&Aを行いたい企業に適したM&Aマッチングサイトです。

一般的なM&Aには6ヶ月~12ヶ月の期間が必要だといわれていますが、スピードM&Aでは平均3ヶ月での成約が可能となっています。

さらに100万円から50億円超まで、あらゆる規模の案件が掲載可能で、幅広いユーザーに対応している点も特徴の1つです。

売り手は完全無料で利用できる一方で、買い手は成約時に1.5%~5%の手数料が発生します。ただし最低報酬額は20万円に設定されており、相場よりコストを抑えてM&Aを実行できます。

SPEED M&A 公式HP

○ビズマ

ビズマは地方自治体や地域金融機関と連携して、地域密着型のサービスを提供しています。

特に規模の小さな会社の事業承継に特化しており、後継者不在問題に悩む中小企業の経営者に向けたサービス内容となっています。

また案件掲載前に、事務局による面談審査の実施や掲載情報の定期更新を徹底するなど、常に鮮度の高い情報を提供している点も特徴です。

マッチング後に直接交渉が難しいと感じた場合は、有料の専門ツールを使用したり専門家の紹介を受けたりすることができるため、M&Aが初めての経営者でも安心してプロセスを進められます。

ビズマ 公式HP

○MAPORT(MAポート)

MAPORTは、年商1,000万円~10億円程度の零細・中小企業のM&Aに特化したマッチングサイトです。

公認会計士・弁護士・税理士・FA(ファイナンシャルアドバイザー)などの専門家がチームを組んで、M&Aのサポートを行っています。

M&A取引が成立した際に手数料が発生する完全成功報酬制を導入しているため、リスクゼロでM&Aの工程を進められる点も特徴の1つです。

MAPORT 公式HP

6-2 特定の業種・業界に特化したマッチングサイト

レストラン

美容室や飲食店など希望しているM&Aのお相手が特定の業種である場合は、その業種に特化したマッチングサイトを利用すると、お相手が見つけやすくなります。

また、SNSやサイトの売買を専門に行っているマッチングサイトなどは、個人が利用するケースも多いです。

○飲食店ドットコムM&A

飲食店ドットコムM&Aは、飲食事業のM&Aに特化したマッチングサイトです。

利用できるプランには、1店舗単位で売却できるM&Aライトプランと、専門のアドバイザーがサポートしてくれるM&Aアドバイザリープランの2種類があります。

M&Aが成約した際に手数料が発生する仕組みとなっていますので、無駄な費用をかけずにM&Aを進めていくことが可能です。

飲食店ドットコムM&A 公式HP

○ラッコM&A

ラッコM&Aは、サイト売買に特化したマッチングプラットフォームです。サイトだけでなく、YouTubeやSNSのアカウントおよびアプリなども売買の対象です。

売買の価格帯は数万円からで、売主は手数料が無料なこともあり、個人の利用も多くなっています。

サクサク利用できるように、契約書自動生成・電子契約連携・無料弁護士相談チャットなどのリーガルサポートが充実している点も特徴の1つです。

ラッコM&A 公式HP

6-3 クロスボーダーM&Aに強いマッチングサイト

万国旗

海外企業とのM&Aを望む場合は、クロスボーダーM&Aに特化したマッチングサイトを選ぶと良いでしょう。

現地のM&Aアドバイザーの紹介を受けられるなど、クロスボーダーM&Aに必要なサービスが整っているサイトを選ぶことがおすすめです。

○DoM&A(ドマンダ)

DoM&Aは、東南アジアの企業とのM&Aに特化したマッチングサイトで、売り手は手数料無料で利用することができます。

買い手は、マッチングの時点で10万円を支払うプランAと、トップ面談や基本合意契約締結などの中間地点で400万円を支払うプランBのいずれかのプランを選択します。

ただし、現地のM&Aアドバイザーとアドバイザリー契約を締結する際には、別途手数料が必要です。

DoM&A 公式HP

まとめ

握手

M&Aマッチングサイトは登録無料で利用できるサイトも多く、気軽にM&Aのお相手探しを始められます。

豊富な案件数の中からニーズに合ったお相手を探せる点や、サイトによっては売り手は完全無料で利用できる点がメリットです。

ただし、マッチングサイトごとに取り扱う案件の企業規模や得意とする業種が異なるため、希望に合ったサイトを利用するようにしましょう。

また、必要に応じて専門家のサポートを受けられるシステムが整っているマッチングサイトも数多く存在します。

そのためマッチングサイトを利用する前には、自分に必要なサービスが揃っているかしっかりと確認しておくことがおすすめです。

ただしマッチングサイトでなかなかお相手が見つからない場合は、定期的に掲載内容を見直す必要があります。

状況に応じて専門家の手を借りながら、有効に活用してください。

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この記事を監修した人 齋藤 和寿
【インバースコンサルティング株式会社代表取締役】 後継者不足の解決や豊かなリタイアを望む経営者様に寄り添い「最幸のM&A」を実現するための情報を発信しています。 仕組み経営コーチとしても活躍中。会社の仕組み化×M&Aで、社長の人生を豊かに彩ります。