会社を売却した人のその後の人生③

前回の記事までで、「売却後の人生」を2パターンお伝えしてきました。

今回は最後のケースについて書いていきたいと思います。

  【分類】
   ①売却後もそのまま代表や役員として残りこれまでどおり働くケース
   ②売却後、顧問等の立場でずっとor一定期間だけ関与しているケース
   ③売却後は完全に離れたケース ←今回はココ

 

~③売却後は完全に離れたケース~

売却後に離れた方は何をしているのか?

正直、様々ありますので、①と②に当てはまらない方は皆さんここへ分類されることになります。

 

なお、前回の記事で書いた②のケースで、引き継ぎ終了後、会社から離れるこのパターンへ移行してきます。

実は、いきなりこの③のケースに来る方というのはとてもレアケースです。

正直に申し上げると通常のM&Aではなく、再生案件と呼ばれる案件はこちらになることも多いです。

※破産をしてしまったため会社のNo,2に強制的に任せる形になり、退任しなければならないパターンなどがあり得ます。

ただ、レアケースですし、再生案件になる方がこれを読んでいるとは思えませんので、②から移行してきた方の人生としてお読み下さい。

 

それでは実際に何をしているかですがいくつか実例を記載してみます。
  Aさん:別の会社へ就職した
  Bさん:Webマーケティングのコンサルティング
  Cさん:資産運用をしている
  Dさん:別の会社を立ち上げてもう一度M&Aにチャレンジ!
  Eさん:なんとM&Aコンサルタントに!!(私のことではありませんよ)

 

結構いろんなパターンがおありではないでしょうか。

 

まず、Aさんのケースは特殊パターンです。

これは再生案件ではないものの、まだお若く、かつ、売却した際の金額が小さかったために新たな収入を確保する必要がありました。

そのため、新たに会社を立ち上げるのではなく、就職という道を選ばれたパターンです。

やはり、将来の収入といった面からも逆算して考えることが重要ですね。

 

次にBさんの場合ですが、大きな組織から完全に離れた後は、ご自身の元々の強みであるWebマーケティング関連のコンサルティングをされていました。

組織を率いる重責あるポジションから一転、元々心からしたかった道へ進まれたパターンです。

M&Aとは言い換えれば【社長の転職活動】という側面もあるのではないでしょうか。

 

そしてCさんです

資産運用をされていますが、元々したかったことですのである意味ではBさんと同じです。

ただこれを一例として挙げたのには理由があります。

実は、それなりの金額でご売却された方に必ず付きまとうのが、【相続対策】という資産運用です。

30代位であれば良いのかもしれませんが、50代ともなると早めに手を打っておくのも一つだと思います。

ただ、保険などでの相続対策も兼ねた運用も若いほど利率が良かったりしますので、年齢は関係なしに資産運用は考えるべきテーマだと言えます。

有事の際は現金が良いという言葉もありますが、資産総額の内の一部はなんらかの資産に変えるのも手だと思います。

また、新たに会社を立ち上げる=再度未上場株式で運用する

という攻めの選択もありかもしれません。

 

近年増えていると感じるDさんのケースです。

連続起業家、という言葉をご存知でしょうか?

簡単に言ってしまえば、次々と0からビジネスを立ち上げていく方々のことです。

ある程度の規模になったところで、より伸ばしてくださる先に売却するというケースも増えてきていると感じています。

Dさんも連続起業家に似たような方です。

ビジネスが3つも4つもあるわけではありませんが、次のビジネスのネタが思いついてしまったとのことで、手掛けずにはいられない性格のようですね。

なんにせよ、皆さん売却後は思う存分好きなことをされているということなのですが、こういった選択肢もあるということでご紹介させていただきました。

 

最後に、Eさんのパターンです。

これまたレアケースなのですが、自分でM&A会社を立ち上げた方もいらっしゃいます。

たしか1年くらいは旅行三昧でしたが、次は何をしようかと思案している中で、M&A会社をやってみようと思いたったそうです。

ある程度の資産があれば、正直数十年は無収入でもやっていける方は多いと思います。

 

肝心なことは、

【M&Aによって自由を手にすること】

なのではないかなと強く感じるところです。

 

売り手のその後の人生シリーズはこのあたりで終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。