M&Aは従業員にとって悪いことなのか?

今回は全ての企業経営者が必ず考えるであろうテーマについて書いていこうと思います。

結論は皆様の予想どおり、”悪いことではない“ということなのですが、その辺りを考えていきたいと思います。

 

まずは従業員にとってのメリットを考えてみます。

  ・大手の傘下に入れば経営も安定するだろう…
  ・キャリアアップのチャンスが巡ってきた!
  ・社員教育制度はあるのかな?
  ・営業が少しはやり易くなるかな?
  ・新しい人が来てくれると楽になるかな?
  ・あっちのノウハウとかもらえるかな?
  ・etc.

 

次にデメリットを考えてみます。

  ・社内のルールが変わるのだろうか?
  ・会社が移転するのだろうか?
  ・くびになったらどうしよう?
  ・嫌な人が上司として入ってきたらどうしよう?
  ・給料が下がったらどうしよう…
  ・etc.

 

細かいことを挙げればキリがないのでこんなところでしょうか。

正直、従業員も十人十色ですので、感じることがそれぞれ異なるはずです。

 

~従業員のタイプから考える~

上昇志向の強い人“にとってみれば、「キャリアアップのチャンス」や「社員教育制度の活用」などは大きなメリットに感じることでしょう。

そして、「会社の移転」は大きなデメリットには映らないと思います。

 

一方で”大きな環境変化も無く、今のままが好きという人“にとってみれば、「キャリアアップのチャンス」はなんとも思わないでしょう。

反対に、「会社の移転」や「社内のルールが変わる」ことについては強いストレスを感じるかもしれません。

 

従業員のタイプによって感じ方は様々ですが、どんなタイプでも共通することが実は一つだけあります。

 

それは、『生活をするための収入源を失う恐怖』です。

これは従業員でなくとも持ち合わせているものです。

私は「既に働かなくても一生食べていける従業員」

という方には未だにお会いしたことがありません。

それはつまり、

『会社から安定して給料を貰うことができるであろう環境』

がほとんどの従業員にとって重要になるということです。

 

中には、「どこに行っても自分はやっていける」と強い自信をお持ちの従業員もいらっしゃるでしょう。
※実際に、人手不足の業界で職人系の方にその傾向は強かったです。

しかし、そのような方であってもわざわざ会社を変える必要は無いはずです。

今の会社のままで良いはずです。そうでなければ転職しているはずですから。

 

まとめると、多くの従業員にとっては

「収入減を失う」デメリットが最も避けるべきものであり、

「安定的に給料がもらえる環境」を獲得することが優先度の高いメリットである、

と言えます。

 

~ここでようやく今回のテーマに戻ります~

もう一度テーマについて確認します。

「M&Aは従業員にとって悪いことなのか?」

まずM&Aは、会社を維持・発展させるために実施されるということが大前提です。

また残念なことに、中には業績が振るわず・・・、あるいはオーナーが85歳を超えていて・・・、という今後の会社の継続性が不安定な会社も存在します。

 

M&Aをすることで、このような状況を改善させることができるとしたら、、、

 

安定的に給料がもらえるであろう環境」の獲得に繋がりますので、

結論は従業員にとって悪い話ではないということです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。