「会社の資産」と「個人の資産」の分離について

経営者の皆様、突然ですが「会社の資産」と「個人の資産」を明確に分けていますか?

多くの会社では、この点が非常に曖昧になっていると思います。

例えば、「車」です。

社長車として仕事に使っていることは当然ですが、個人で使用しているケースもありませんか?

 

あるいは、大きな社宅として会社が不動産を所有し、それを社長個人が使用していることもあると思います。

なお、個人使用が問題だから分けた方が良い、と言いたいわけではありません。

※そもそも顧問税理士に確認されていると思いますので、問題無い使用のはずです。

この記事を書いている私自身も同じようなものです。

 

しかし、ここでお伝えしたいことは、

M&Aをする場合には分離は必須である!

ということです。

 

個人資産だけでなく、事業とは無関係な収益不動産を所有している事例も過去にありました。

このように「個人資産」や「事業外資産」は買い手が望まないことがほとんどのため、会社を売却する際にはなんらかの手段で切り離す必要があります。

分離する方法としては、単純に個人で買い取る場合もあれば、退職金として現物支給をする場合もあります。

この時に良くある質問として「車」は既に償却が終わっているから1円で買い取って良いのか?

というご質問です。

 

答えは、1円でも可能だが、税金が発生する可能性が高い、です。

 

買取でも現物支給でも対象となる資産の評価は【時価】になります。

時価での売買が原則で、時価から離れた金額での売買となると、その差額に対して税金が掛かってしまうというわけです。

M&Aを実行するときには、この「個人で使用している会社資産」や「事業外資産」をどうするのか、事前に深く考えてから進めることをおススメします。